車の査定や売却ってなかなか機会がないので、いざ査定する時や売却する時って分からないことなどが多く困りますよね?
そこで車査定売却島では、車の査定や売却について出来るだけ簡単に分かりやすく説明しています。
車の査定や売却を検討中の方はぜひお役立て下さい。
車査定ってなに?
ディーラーに下取りに出す時、中古車買取店に査定に出す時などに当たり前のように車の査定を依頼していますが、実際に査定でどんな所をチェックされているのか知らない人も多いのではないでしょうか。
出来るだけ高い価格で車を売るために、査定でチェックされているポイントや査定表の見方など気になる情報を紹介していきます。
車の査定とは?
車の査定とはディーラーが車の下取りを行う場合や、中古車買取店が買取価格を算出するために適正な基準を元にして行う評価です。
基本的に中古車の流通業界ではお店ごとに大きな評価の差がないように、一般財団法人日本自動車査定協会(JAAI)が設けている「中古車自動車査定制度」に基づいて車査定を行っています。
一般財団法人日本自動車査定協会は国土交通省の指導のもとに、消費者が安心して車を売却できるように中古車の明確な査定基準を設け、査定を行うための査定士の講習なども行っている団体です。
中古車の査定方法と査定基準
中古車を査定する時には、もともとの車両状態に対してどの程度、車両に劣化が生じているのかをチェックします。
査定を行う人は、車両本体の外装・内装の傷やエンジン・足回りの状態だけでなく、走行キロ数や自賠責保険の残り月数、タイヤの残り溝の深さなどを詳細に確認しています。
また、自己修復歴や改造工作、損傷原価要因となる腐食や臭いなども査定評価を下げる要因になるので、高い評価を受けるためには普段からの車の乗り方も注意が必要です。
それぞれの項目を詳細に分類したカーチェックシートを使って加減点基準で査定を行っているので、同じ年数乗った車であっても走行距離により加減されたり、減点されたりと査定価格は変動することになります。
基本的な査定は、一般財団法人日本自動車査定協会(JAAI)が支所ごとに市場実績として毎月設定している車査定基準価格を元にして行われていますが、最終的には各お店で設定したルールを元に中古車買取価格を決めることが可能です。
各お店ではエンジン・足回り・電装などの標準整備費、販売店での見込み粗利などの標準諸掛け、仕入れた場合の在庫回転見込みなどの調整費を含めて査定価格をだしているので、評価額に疑問がある時などは質問をするようにしましょう。
自分で車の査定をする方法
はっきり売却することを決めていない時や初めて中古車買取店などに売却を検討している時などに、自分の車のおおよその査定額を調べる方法があります。
中古車売却時の買取相場などをインターネットで簡単に調べたり、大手ディーラーのホームページの下取り参考価格のシミュレーション機能で確認したりすることも可能です。
また、写真を撮るだけで査定ができるスマートフォンのアプリや、スマホで撮影した写真と必要項目を送ると3分で査定してくれる無料サービスなどもあります。
有料ですが適正な中古車の査定制度の普及を行っている一般財団法人日本自動車査定協会(JAAI)でも、第三者視点の適正な査定を受けることができます。
出来るだけ高く車を売りたい時は、複数の中古車買取店などで相見積もりを取り比較検討するのが一番ですが、自分で1件、1件お店を回って査定を依頼するのは時間と手間がかかります。
そんな時には、まとめて査定を依頼することができる車の一括査定サイトが便利です。
お店に行かなくても自宅まで査定に来てくれるサービスもあるので、中古車売却時時にはあらかじめ自分が利用しやすい査定方法などを調べておきましょう。
普段から自分の持っている車の市場相場などを調べておくと売り時なども分かるようになるのでおすすめです。
車の査定基準を覚えておきましょう
中古車の買い取りなどを行っている会社は良心的な所ばかりではない可能性もあるので、車の査定基準や価格相場の確認方法などを覚えておくことで、いざ車を売却する時も交渉ができたり、よいお店を探すことができたりといろいろなメリットがあります。
高く車を売るためにも相見積もりなどが取れる良心的な査定サービスなどを探しておきましょう。
車査定でだいたいの相場を知りたい
自分の車は一体どのくらいの価格で売れるのだろうかと疑問に思っている人もいるでしょう。
だいたいでいいから相場を知りたいというときには車査定を受けるのが良い方法です。
ただ、うまく受けないと相場がわからなかったり、労力や時間がかかり過ぎてしまったりすることもあります。
どのような形で車査定を受けたら良いのでしょうか。
査定結果は必ずしも客観的な数字ではない
車買取の相場を知りたいときには確かに車査定を受けるのは効果的です。
車査定を受ければ、依頼先の業者がいくらで買い取れると考えているかがわかります。
その査定結果が客観的な数字になっていて、業界内で同じ考え方で価格を打ち出しているのであればおよその相場額だと考えられるでしょう。
しかし、実際には査定結果として示された数字は客観性が高いわけではありません。
他社で車査定を受けてみたらずっと高くなることもあれば、大幅に低くなることもあり、さらには買い取れないと判断されることすらあります。
このように車査定は必ずしも客観的な数字を出してくれるサービスではないということは念頭に置いておきましょう。
査定結果はあくまでその業者がこの金額までなら出せるという見積もりです。
他社が同じ価格で買い取れるわけではなく、車種や年式、車の状態などによっては大きな開きが生じます。
この点を考慮してどのようにして車査定によって相場を知ることができるかを考えてみましょう。
だいたいの相場を知るために必要なこと
車査定を使ってだいたいの相場を知るためには何が必要なのでしょうか。
今まで説明してきた査定結果に関する考え方は、あくまで一社で査定を受けた場合にだけ適用されます。
複数の業者で車査定を受けて査定結果を手に入れてみるとそれぞれが違う金額を提示しているでしょう。
その金額が普通はどのくらいになるのかを見てみるとだいたいの相場がわかります。
例えば、A社では100万円、B社では90万円、C社では110万円という結果になったとしましょう。
この場合にはどの業者からの提示額も近い値になっているので、平均値を取って100万円くらいが相場だろうと判断できます。
一方、A社からは100万円と言われたものの、B社からは20万円、C社からは30万円と言われることもあります。
この場合には相場がいくらなのかがわからなくなりがちです。
A社が実は高く売れる販売経路を持っているために高く買い取れると主張している可能性もあるでしょう。
ただ、B社とC社の意見が一致しているとなると、通常はこのくらいで買い取るのが常識だとも考えられます。
相場はその平均を取って25万円前後と考えるのが妥当な判断になります。
心配な場合にはもう少し母集団を増やしてみるのが良い方法です。
D社とE社にも査定を依頼したところ、22万円、26万円といった結果になったらやはり25万円くらいが相場だと判断できます。
もし100万円、120万円という回答が返ってきたら、100万円少々が相場だと考え直せば良いでしょう。
査定はいくらで買い取れるかを判断するためのものなので、この例のように金額が大きく開くことがあります。
高く売れる販売経路があるからなのか、逆に販売経路が限られているために高く買い取れないのかはケースバイケースです。
しかし、いずれにしても何社にも査定を依頼して集計してみるとだいたいの相場は把握することができます。
母集団を増やせば増やすほど確度は高くなるので、できるだけ詳しい相場を知りたいなら多くの業者に車査定をしてもらいましょう。
相場把握の役に立つ一括査定とは
実際に中古車売却をするタイミングになるとたくさんの業者に査定をしてもらうのは大変だと感じることもあります。
しかし、相場を把握しておかないと業者に提示された金額が本当に妥当なのかがわからずに困ってしまうでしょう。
その解決策として有用なのが一括査定です。
一括査定とは売却したい車の情報を入力して申し込むだけで複数の業者にまとめて査定を依頼できるサービスです。
一括査定を使えばこの車ならどのくらいで買い取れるのかを判断し、数多くの業者が仮見積もりを示してくれます。
あくまで仮見積もりではあるものの、大きく外れることはないと考えれば相場把握には有効活用できるでしょう。
上で紹介したようにどの辺りの価格帯に査定結果が集まっているかを見て、平均値を出せばそれがおよその相場価格です。
極端に外れてしまっている業者も考慮して平均してしまうと相場から外れてしまうので注意しましょう。
一括査定なら手間が少ないので母集団も増やしやすく、信頼性のある相場価格を算出できます。
だいたいの相場を確認するには簡便な方法なので、車査定を利用して相場確認をしたいときには一括査定を使いましょう。
一括査定で相場を調べよう
車査定を通して得られる数字は必ずしも客観性があるわけではないので、大体の相場を確認するためには複数の業者の査定結果を集計して分析するのが大切です。
一括査定を利用すれば同時に数多くの業者から査定結果を得られます。
手間を減らしながらも精度が高い相場価格の算出を行えるので、相場を知りたいときには利用してみましょう。
中古車査定サイトってなに?
車の売却を検討している人にとって、売却予定の車の査定額は気になる事柄ではないでしょうか。
ただ、中古車の買取業者をどのように選べばよいかわからない人や、どれくらいの価格で車売却するのが妥当なのかといった、査定額の相場で悩む人も少なくありません。
そこでこの記事では、中古車を売却する際に役立つ、中古車査定サイトについて紹介します。
中古車査定サイトの特徴
車売却を検討している場合、少しでも高く車買取をしてくれる業者を見つけたいと考える人は少なくないのではないでしょうか。
そうした際、車の所有者がわざわざ複数の業者に車を持ち込んで、1件1件査定をしてもらわなくても済むサービスが中古車査定サイトです。
Webサイトを利用できるインターネット環境さえあれば、どこでも自分の都合のよい時間に車査定が可能です。
そのため、中古車査定サイトはより高い価格で車売却をしたい人だけではなく、中古車の買取業者へ車を持ち込む時間がない人にとっても便利なサービスだと言えます。
また、車売却が初めてだという人にとっても、中古車査定サイトは有効なサービスです。
なぜなら、中古車査定サイトを利用して、売却予定の車の平均的な査定額を知ることができるからです。
いくらくらいの価格が相場なのかを知っておくことで、安すぎる査定額で車売却をしてしまうといった、車の所有者にとって不利益な事態を避けることにつながる、予備知識を得られることも中古車査定サイトのメリットです。
加えて、必要事項を入力後、比較的早く査定結果が出ることも中古車査定サイトの魅力でしょう。
サイトによって違いはあるものの、1分以内に査定結果がわかるサービスも少なくありません。
さらに、査定を受けるための必要事項の入力も、比較的簡単に済ませられることが多いため、入力から査定までの時間を合わせても短時間で終わらせられるでしょう。
また、それぞれの中古車査定サイトが提携している複数の買取業者の査定額を一括で調べることができる、一括査定サイトが中古車査定サイトでは一般的であるため、一度に様々な業者における査定額を知ることが可能です。
これによって、多くの業者を実際に回ることなく、最高値の査定額を知ることができます。
中古車査定サイトの選び方
中古車査定サイトを選ぶ際、そのサイトがどういった買取業者と提携しているかを基準にして選ぶことも大切です。
例えば提携業者の数が多ければ、その分だけ様々な業者の査定額を知ることができます。
そうすれば、より高い価格で車買取をしてくれる業者が見つけやすくなる可能性もあるのです。
一方で、提携業者の数ではなく、多くの優良な買取業者と提携していることを条件にして、中古車査定サイトを選ぶ方法もあります。
中古車の買い取り業者には、JADRIという団体に加盟している業者があります。
JADRIは、日本自動車流通研究所の略称で、優良な中古車の流通を目指すための団体であるため、この協会に加盟する業者は優良企業である必要があるのです。
したがって、安心して車売却を任せられる業者の目安に、JADRIに加盟しているかどうかを用いることが可能です。
実際に車売却をする際、安心して任せられる業者を選ぶことは重要であるため、JADRIに加盟している業者と多く提携している中古車査定サイトを選ぶことも1つの方法だと言えます。
ただ、JADRIに加盟している業者など、優良な買取業者と提携することを条件とした中古車査定サイトは、提携業者の数が比較的少ないことが一般的です。
しかし、そうした中古車査定サイトでも、数十社の業者と提携していることも多いため、より高い価格で車売却をする機会を逃してしまうのではないかと心配する必要はあまりないでしょう。
中古車査定サイトをより安心して利用するために
車売却を検討しているときに便利な中古車査定サイトですが、使用する前に注意点をきちんと理解しておくことが、より安心な高価買取を実現することにつながります。
中古車査定サイトを利用して査定額を調べると、利用者の情報はサイトとその提携業者との間で共有されることが一般的です。
したがって、サイトを利用した査定後に、中古車の買取業者から営業の連絡がくることもあります。
ただ、査定を利用したサイトの提携業者から連絡がくるのであって、決して悪質な勧誘をされるわけではありません。
また、こうした営業の連絡によって、より高値での売却につながる可能性もあるため、売却に悩んでいる場合や査定額に納得がいかない場合は、営業の連絡を上手く利用するのも1つの方法です。
不特定多数の業者から連絡があることを不安に思う人は、中古車査定サイトを利用する前に、提携業者から連絡がくる可能性があることを知っておくことも大切です。
査定後の営業連絡を含めて、買取業者とのトラブルをできるだけ避けたいと考える人は、できるだけ優良な業者と提携している中古車査定サイトを利用するのが安心だと言えます。
中古車査定サイトは効率的な車売却に役立つ
どこでも好きなときに複数の業者における車の査定額がわかるのが、中古車査定サイトの大きな特徴と言えます。
したがって、中古車査定サイトは、車売却を検討しているものの、実際に中古車の買取業者へ車を持ち込む時間がないという人や、複数の業者を回って査定額を比較するのが面倒だという人にも便利なサービスです。
複数の業者の査定額を一括で調べるサービスもあるため、最高値の査定額を簡単に知ることができます。
車買取価格ってどうやって決まる?
車を少しでも高く買取ってもらうためには、車買取価格の基準を知る必要があります。
また、基準を知っていないと、自分の車が適正に査定されたのかもわかりません。
どこをチェックされるのか知っていれば、事前に何らかの対策を練ることもできます。
そこで、車買取価格がどのように決められるのか、その基準を紹介しましょう。
基本は車種と年式、走行距離
車買取価格を決める最もベーシックな基準は、年式と走行距離と車種です。
人気の車種で年式の新しいものは査定価格が高くなりやすく、年式が古く走行距離が長いものは査定価格も低くなる傾向があります。
年式
車の年式は新しいほど価値が高く、5年を超える車は価値がぐんと下がります。
特に、10年を超える車はほとんど価値がないとみなされており、高額での車売却は期待できません。
ただし、古い年式のものでも生産終了となった絶版車の場合は、手に入れにくいレアな車としてプレミア価格がつく可能性もあります。
走行距離
走行距離は短いに越したことはありませんが、高額査定が期待できるのは1万キロ以内とされています。
走行距離が1万キロ以内であれば、新車価格の半額以上の値段での車買取も夢ではありません。
車の走行距離は1年1万キロを目安に計算され、5万キロを超える車は買取の値段が下がります。
10万キロを超えると、さらに査定額が下がってしまいます。
そのため、車売却をするなら走行距離が5万キロに達する前に決断するのが良いでしょう。
車種
人気の車種は査定価格が高くなりますが、人気かそうでないかは市場のトレンドに左右されます。
また、地域によって人気の車種が異なることもあるので、どの地域でどの車種が人気であるのか大まかに知っておく必要があるでしょう。
車のダメージ具合
車査定では、車のダメージ具合も査定の基準となります。
キズやへこみがなく見た目が美しいものほど高い値段がつきます。
高額買取を目指すなら、外装も内装も美しく保っておく必要があるでしょう。
車の外装
車の外装は、見た目的に最もダメージが目立ちやすいところです。
小さなキズやへこみはそれほど大きく査定金額に響くわけではありませんが、目立つへこみや車の下地が見える深いキズは減額の対象となります。
しかし、減額されないように査定前に修理に出しても、修理代を買取価格で回収できないこともあります。
かといってDIYで直すと、キズやへこみが余計に目立ちより大きな減額に繋がる可能性もあります。
キズやへこみがあっても、何も手を加えずそのまま査定に出すのが賢明でしょう。
車の内装
車の内装も、車査定ではしっかりチェックされます。
シートや天井にシミや汚れが付着していたり、カップホルダーなどの小物が破損していたり、ハンドルが摩耗していたりすると減額の対象となります。
そのままの使用が難しく交換しなければならないほどの大きなダメージは、減額の対象です。
また、目に見えるものだけでなく臭いも査定の基準となります。
タバコの臭いやペットの臭いが染みついた車は、減額される可能性があるので注意しましょう。
査定の前は臭いを消すために消臭スプレーを噴霧したり、シミを落とすためにスチームクリーナーで掃除したりするのがおすすめです。
事故修復歴
事故修復歴は、車の骨格に関わる大きな事故があった場合に残る記録です。
車の根幹にかかわる事故を起こしている場合、後々の車のパフォーマンスに多大な影響を与えることがあります。
そのため、事故修復歴がある場合は、大きな減額の対象となります。
また、ダメージではありませんが、改造している場合も査定において減額対象となります。
改造車はパーツの交換がスムーズに行えないことがあるからです。
車売却をするつもりなら、改造は避けるのが賢明でしょう。
エンジンの状態
エンジンは車の動力の源でもあるため、査定の基準として重要視されています。
エンジンが使い物にならない車は、査定金額がつかないこともあります。
エンジンの状態
エンジンは正常に作動するかどうか、異音はしないかなどがチェックされます。
そのほか、プラグの状態は良好か、オーバーホールの履歴はあるかなどがチェックポイントとなります。
オーバーホールは黙っていてもバレてしまうので、査定士に自己申告しておく方が心証が上がります。
エンジンルームの刻印
エンジンルームには車体番号が刻印されていますが、この番号が削られていたり、不具合があったりする場合は、査定どころか買取拒否をされることもあります。
車体番号が消されているなど不自然な場合は、盗難車の可能性もあるからです。
後でトラブルを引き起こす可能性のある車は、買取ってもらえません。
査定基準のポイントを押さえ高額買取を目指そう
車査定では、年式や走行距離のほか、車のダメージ具合やエンジンの状態などが基準となります。
車売却をする時は、年式や走行距離が大幅減額のリミットに達する前に査定に出すのが賢明でしょう。
また、車の内装は掃除をすることで臭いや汚れによる減額を避けることができます。
査定基準のポイントを押さえ、高額買取を目指しましょう。
中古車売却時に必要な書類は?
中古車の売却というと、書類や手続きなど面倒なイメージが強い方も多いのではないでしょうか。
事前に売却の流れや必要になる書類を知っておけば、実際に愛車を手放すことになった際にも余計な手間をかけずにスムーズに手続きが行えます。
この記事では、売却の際の手順や必要書類、準備のポイントなどをまとめて紹介します。
車を売る流れとは
車売却を検討し始めたら、まずは必要書類の確認と準備から始めるとスムーズです。
車はできる限り新しい方が価値があるため、書類を揃えて手放す準備ができた状態で車査定に臨めば、査定額が良くなる可能性があります。
また、何度も買取店とやり取りする手間を省くことができます。
書類を揃えたら、実際に車査定を依頼します。
webで車種や年式を入力すれば無料査定を行っているサイトも多数あるので、参考までに金額を把握しておいても良いでしょう。
ただし、実際の買取額は個々の車の状態によって変わってくるので、直接買取店へ足を運ぶと価値が落ちないうちに早めに売却することができるかもしれません。
買取業者は多数ありますが、確実な手続きや買取金額の妥当性のために、口コミや実績などをチェックして信頼できる買取店を選ぶことも重要です。
査定額と買取店を決めたら売却の手続きに入りますが、この時、書類の準備が事前にできていれば、提出して確認や押印をするだけで手続き完了となります。
その後、必要な処理は買取店側が行い、全てが完了したら買取額が入金されるという流れです。
このように、スピーディーな売却手続きには、必要書類の事前準備が大切です。
書類を準備する際のポイントと注意点
中古車の売却の際、できれば余計な時間や手間を省いて、スピーディーに手続きを完了したいと思う方も多いでしょう。
そのためには、必要書類を前もって準備して、何度も車買取店へ足を運ぶ手間をなくすのがポイントです。
車検証や自賠責保険証明書に関しては、車の中で保管していてすぐ提出できることが多いですが、納税証明書などは紛失してしまっているケースも多々あり、その場合再発行の手続きをとることになります。
再発行を自分で行う際、軽自動車は市区町村での手続きとなり窓口もしくは郵送で入手し、普通自動車は陸運支局で入手する必要があります。
郵送だと一定程度の時間がかかるため、事前に確認しておくとスムーズです。
その他、印鑑証明書なども自宅にあるか前もって確認しておいた方が良い書類です。
また、提出した書類に不備があるとその分売却手続きに時間がかかってしまいます。
よくあるケースとしては、車検証に記載の住所と現住所が違ったり結婚などにより姓が違ったりというものです。
現住所が変わっている場合は、住民票の提出が必要になるので、現住所のある市区町村の窓口もしくは郵送で入手しておきましょう。
もし2回以上住所を変更していると戸籍謄本が必要となり、本籍地のある自治体で入手しなければなりません。
本籍地が遠方の場合は、郵送での入手となり時間がかかるので注意しましょう。
姓が変わっている場合も戸籍謄本の提出が必要なので、事前に準備しておくと時間のロスを防ぐことができます。
軽自動車と普通自動車の売却に必要な書類とは
中古車を買取店へ売却する際に提出しなければならない書類は、以下のとおりです。
普通自動車の場合と軽自動車の場合で、必要な書類や入手の仕方が異なるためよく確認しておきましょう。
軽自動車の場合
軽自動車の売却には、実印が必要なく、印鑑証明書の準備は必要ありません。
その他の必要書類は普通自動車の場合と同様ですが、納税証明書は「軽自動車納税証明書」となります。
店舗では、手続きの際に「自動車検査証記入申請書」を準備します。
もし各書類を紛失している場合、「軽自動車納税証明書」は市区町村の役所での再発行の手続きが必要など普通自動車と異なるため注意が必要です。
普通自動車の場合
自分で用意する必要があるのが、「自動車検査証」「自賠責保険証明書」「自動車納税証明書」「印鑑証明書」「自動車リサイクル券」の計5点の書類です。
全て手元にあるはずですが、もし紛失している場合は、それぞれ再発行の手続きをして入手する必要があります。
再発行手続きについては、依頼先や必要となる本人確認書類、手数料などを確認してから行いましょう。
車検証などは、委任状や理由書を準備すれば買取店による代理の手続きが可能な場合もあります。
別途代行手数料がかかる可能性もあるので、事前に確認しておきましょう。
また、自動車リサイクル券は、再発行ができません。
紛失した場合は、自動車リサイクルシステムのホームページでリサイクル料預託状況の確認ができるので、印刷して提出することとなります。
その他、「実印」と「買取金額の振込先の口座情報」が必要です。
「譲渡証明書」および「委任状」は店舗で作成するので、手続き時に指示に従って押印等を行いましょう。
スムーズな売却手続きのためには書類の事前準備がポイント
中古車売却の手続きは、必要書類を事前に揃えておくだけで大幅に手間と時間のロスをカットすることができ、価値が高いうちに売却できれば査定額アップに繋がる可能性もあります。
車を売りたいと思ったら、書類が手元にあるか、現住所と異なっていないかなど前もって確認しておきましょう。
ぜひ、車売却の際の参考にしてみてください。
中古車売却の自動車税について
自動車を売却するとなると、高額のお金が動きます。
車の売却に伴って税金が課税される場合もあるため、買取業者に車を売りわたす前に税金の特徴を学んでおくのがおすすめです。
支払うべき税金や還付される税金の知識がないまま車を売ってしまうと、損をしてしまう場合もあります。
事前に税金の金額を把握して、気持ちよく車を売りましょう。
中古車を売却した時に支払う税金
車を売却した時に課税される可能性がある税金は、自動車税、所得税、消費税の3種類です。
それぞれの税金の特徴を見てみましょう。
自動車税
自動車税は、4月1日時点の車の所有者が5月上旬に送付される納付書で告知された金額を支払う税金です。
自動車税は1年分の税金を一括で支払います。
4月に中古車売却を行った場合、車の所有権を放棄していても自動車税を支払わなければいけない場合があるので注意が必要です。
車を売りわたした後の期間に課税されている自動車税は、買取を依頼した業者から返金もしくは買取価格に反映されます。
最終的には支払ったお金は戻ってくるので、自宅に配送された納付書に記載された期日以内に自動車税を支払っておきましょう。
しかし中古車査定を依頼する時に注意したいのが、買取を頼む相手選びです。
中古車買取を専門に取り扱っている買取業者の場合は取引でトラブルが発生する可能性は少ないですが、個人間で売買した場合は自動車税の支払いについてトラブルが発生することもあります。
実は「乗車しなかった期間分の税金を車を売りわたした相手に返してもらえる」という法律は制定されていません。
個人間で車の売買を実行する時には、取引を進める前に自動車税の取り扱いについて売主と買主の間でしっかり確認しておきましょう。
所得税
所得税は、中古車売却で得た利益に対して課税されるお金です。
会社員の給与所得と違い、中古車買取により課税された所得税は車を売却した人物が自ら確定申告で申し立てなければいけません。
但し中古車買取により生じる利益は、購入した当時の価格よりも中古車査定額が上回った場合にのみ生じます。
車を売っても高い確率で利益は生じないため、中古車売却で所得税の支払いを過剰に心配する必要はありません。
また売却した車の使用用途によっても、所得税の発生の有無が異なります。
通勤のために車を使用していた場合は、生活に必要なものであるため課税対象になりません。
しかし業務用として仕事に使用していたり、趣味でレジャー専用の車として使用していた場合は課税対象になるため注意が必要です。
生活に必要なもの以外の用途で使用していた車を売った場合は、売却時に生じる利益に注意しましょう。
消費税
消費税は、車を売却する人物が事業者として車を売った場合にのみ課税されるお金です。
買取業者には消費税を支払う義務があり、売却主は消費税が含まれた状態の買取価格でお金を受け取ります。
ただし消費税が発生しているからと言って、車を売った側が特別な手続きを執り行う必要はありません。
中古車を売却した時に還付される税金
車を売った時に納税を求められる可能性がある一方で、車を売りわたしたおかげで税金が還付されることもあります。
還付金の種類によっては、手続きを行わないと貰えないお金もあるため注意が必要です。
自動車税、重量税、自賠責保険料の3つのお金が還付される可能性があります。
それぞれのお金の特徴を押さえて、還付金の貰い忘れがないように注意しましょう。
自動車税
1年分の税金を車の所有者が前払いする自動車税では、1年が経過する前に廃車した場合に廃車手続きを行った日以降に課税された税金が支払い主に返金されています。
廃車と自動車税の仕組みと同様に、中古車を売りわたした場合でも売却手続きを行った日以降の期間分の自動車税を買取業者に返してもらえることが多いです。
重量税
重量税は、車の重要により課税されている国税です。
車検を行って自動車検査証が交付される際に、車検証の有効期間分の自動車重量税を一括で支払わなければいけません。
自動車を解体し二度と使用しない場合に永久抹消登録が執り行われると、使用していない期間分のお金を月割りで返金してもらえます。
廃車にした際は、運輸支局にて還付手続きを行いましょう。
自賠責保険料
重量税と同様に、車検の際に支払うお金です。
自賠責保険料は税金ではありませんが、重量税と同じ永久抹消登録もしくは一時的に車を使用しなくなる一時抹消登録が執り行われると月割りで還付金が貰えます。
自賠責保険料の還付手続きを行うのは保険会社です。
保険会社から連絡が来るわけではないため、自分から還付手続きをお願いする必要があります。
中古車を売却する時は税金に注意
基本的には中古車を売った時に税金の支払い額が増えてしまうことはありません。
通勤や買い物など生活のために使用している車を売却した場合は、利益が発生しても確定申告を行う必要はないためご安心ください。
しかし中古車の査定額だけに満足して、還付金の手続きを忘れてしまう人が多いため注意が必要です。
中古車を売りわたして不利益を被らないように、中古車と税金の関係を覚えておきましょう。
おすすめの中古車売却方法
中古車を売り慣れていない人は、売却方法で迷うことがあるでしょう。
売り方によっては同じ車でも金額が大きく違うことも多いです。
査定はそれぞれの業者ごとで行っていることが多いため、査定金額が大きく違ってしまうのです。
色々な売却方法を知っておくと高く売れる可能性が広がります。
ここではおすすめの売却方法を解説していきます。
中古自動車買取り業者に持ち込む
中古自動車買取でおすすめなのは業者に直接持ち込む方法です。
車査定は実際の車を見て行いますので、見てもらえば正確な金額を見積もってもらえます。
そのため、車売却で正確な査定額をすぐに知りたい人は直接持ち込む方がいいでしょう。
ただ、持ち込むのであれば、複数の業者に見てもらうことが大事です。
一社だけですと比べることができません。
見積もりを比べることでどの業者が高いのかを判断することができます。
そのため、できるだけたくさんの業者に見てもらうことが必要になります。
5社以上持ち込めばある程度の相場は分かるでしょう。
10社に見積もりを依頼できれば、その地域で最高値の業者を見つけられる可能性は高いです。
ただ、このように持ち込む方法は時間がかかることが多いです。
効率的に持ち込んでいかないとすぐに査定をしてくれないことも少なくありません。
前もって電話をしておいて、査定をしてもらえるように依頼しておくことが必要になります。
スケジュールを上手く立てることができれば、効率的に正確な査定をしてもらい、高い売却金額で売ることができるでしょう。
また、相手の顔を見て取引できるのも直接持ち込む方法のいい点です。
直接会えば、どのような担当者かが分かります。誠実そうな人や会社なら取引をしても損をしないと思えます。
明らかに怪しい会社だったら取引を中止ししてしまえばいいのです。
また持ち込みは会社に行くことができるので、会社の社屋などを見て信用性を判断することもできるでしょう。
インターネットオークションに出品する
おすすめの売却方法の1つとして、インターネットオークションという方法もあります。
中古車をインターネットオークションで売ると、売りたい金額で買ってもらえることも少なくありません。
中古車の価値が分かっていて、相応の値段であればオークションだと買ってもらえることがあるのです。
ただ、値段が高いとオークションに出品しても全く売れないこともあります。
インターネットオークションでは車の価値を把握しておくことが大事になります。
売れないからといって大きなリスクがあるわけではありませんので、最初は高く売りに出してだんだんと値段を下げていくという方法も可能です。
この方法であれば、時間はかかりますが売るのに適正な価格を見つけることができます。
また、インターネットオークションは個人だけが参加してるわけではありません。
業者が買い手として参加していることもあります。
例えば、お客さんにこの車を探してほしいと言われて参加することもあるのです。
車種や色がぴったりなら、高値で買ってくれることがあります。
業者からすれば売り先が決まっているので、高く買っても儲けられるのです。
オークションに出しておいて、他の売り先も探すという方法は、効率的に高く売れる方法だと言えます。
売りたい値段が決まっているなら、オークションで売れるかを試してみる価値があります。
売れないときは値段設定が間違っていると考えるといいでしょう。
一括査定で売却
一括査定に申し込んで車を売却するという方法もおすすめです。
一括査定なら色々な業者に持ち込む手間や時間がかかりません。
さらに、それぞれの業者が反応するまでに時間差があるので、買取りに対する反応を見ることもできます。
やる気がある業者であれば、すぐに反応します。
買取りに消極的な業者はなかなか見積もりを出してくれないこともあるでしょう。
また、一括査定のメリットは複数の業者の査定が比較できる点です。
業者は他の業者も見積もりを出していることを知っています。
そのため、一括査定で出てくる見積もりは他の業者を意識したものになっていることが少なくありません。
この場合、比較されても問題ないようにできるだけ高い見積もりを出してくれるのです。
一括査定をして一番高い業者が分かったら、低く見積もりを出してきた業者と交渉することも可能です。
他の会社の見積もりを使って値上げ交渉もできるでしょう。
そのようにして値段を交渉して一番高い買取り業者を選ぶことができれば、中古車の売却で安く買い叩かれるということは少なくなります。
ただ、中古車の値段は変動することがあるので、一括見積もりを取ったからといってずっと同じ値段で売れるわけではありません。
売るつもりになったら一括見積もりを取ることが大事です。
おすすめの中古車売却の方法
中古車売却のおすすめな方法は、買取り業者に直接持ち込むことです。
正確な査定が出ますし、相手が信用できるかどうかも判断できます。
他のおすすめできる方法は、インターネットオークションです。
自分の売りたい値段で売れますし、高値で取引されることもありえます。
また、一括査定という方法もおすすめです。
一括査定なら時間と手間をかけずに効率的に高く買い取ってくれる業者を探せます。
失敗しない中古車査定方法
中古車査定をして車を売却したときに「これは大失敗だった」と後悔している事例もたくさんあります。
まだ経験がない人にとっては不安を煽られているような気がしてならないかもしれませんが、実は中古車の査定を受けるのは簡単に見えて注意点が無数にあるのが事実です。
ここでは失敗しない中古車査定方法についてポイントを絞って紹介します。
中古車査定で失敗するケースを知ろう
中古車査定で失敗してしまったケースの具体的な例を知っておくと、何が起こり得るのかがよくわかります。
典型例を三つ挙げるので原因も含めて考えてみましょう。
もっと高く買い取ってくれるところがあった
多くの人がイメージできる事例として、中古車査定を受けてこのくらいなら良いだろうと思って買い取ってもらったら、後から他の業者ならもっと高く売れることがわかったというケースです。
今すぐに決定してくれればこの価格で買い取れると言われてその場で決めてしまうことがあります。
複数の業者で査定を依頼していたけれど、この金額なら良さそうだと思って契約してしまい、後から査定結果が出てきた業者の方が高くて後悔するという事例は少なくありません。
焦らずにじっくり比較をすることが大切なので、売却を焦らせようとしている業者は疑わしいと考えてすぐに契約するのはやめておきましょう。
買い取ってもらうタイミングのすり合わせができなかった
中古車査定を受けて高く買い取ってくれるようだからこの業者にしようと決めたとしましょう。
その後の交渉でトラブルが起こるのはよくある失敗です。
典型的なのが買い取ってもらうタイミングをうまくすり合わせられなかったケースです。
買い替えや引っ越しなどのときにはこの日に買い取って欲しいという希望があるでしょう。
その日の買取には応じてくれず、一週間後までならこの金額だと提示されたり、その日は定休日だから受け付けられないと言われたりしてしまうことがあります。
このようなトラブルは珍しくはないので、この業者にしようと決める前に希望する条件を提示して了承してくれるかを確認しておくのが大切です。
買取価格が最終的に急激に下がってしまった
この業者にしようと決めてから起こるトラブルとして、意外に多いのが買取価格が下がることです。
実は大失敗をしたと言っているケースのかなりの割合を占めているのがこのパターンです。
この金額なら納得だと思って商談を進めていき、契約をする段階で出された見積もりはかなり低くなっていたというのは詐欺とも感じられるでしょう。
しかし、業者としてはこういう理由で査定のときよりも価格が下がってしまったと説明してくれるので、泣き寝入りする気持ちで契約してしまっていることも多いのです。
簡易査定の結果だけで業者を決めてしまい、実際に車を見てもらってから価格が下がったというのがよくあるミスなので、最終的な見積もりを取るまでは安心しないのが大切です。
失敗に学ぶ対策とは
ここに挙げた失敗例はあくまで典型的なものなので、車売却で失敗した事例は他にもたくさんあります。
車買取サービスを利用するときにはどのような対策をしたら失敗しないのでしょうか。
個々の対策は上述しましたが、最も重要なのは簡易査定の時点で安心して依頼できる業者を選び出すことです。
一括査定を利用してたくさんの業者から簡易査定を受けて、電話やメールでやり取りしながら信頼できる業者かどうかを見分けるのが合理的な方法でしょう。
申し込みにかかる手間を省きつつ、自分から連絡を取りにいく負担も減らせるのは一括査定のメリットなので、積極的に活用するのが大切なのは確かです。
ただ、一括査定のデメリットが原因で失敗しているケースもあるので、その点を克服できるように使いこなすのが重要になります。
一括査定だけで判断してしまうとトラブルが起こる可能性があるのは確かです。
査定価格が高かったからという理由で業者を選んで失敗したという事例では一括査定を受けてみた結果で判断したのが原因のことも少なくありません。
重要なのは一括査定を通していくつもの業者とコミュニケーションを取ってみて、顧客こそ第一という視点でサービスを提供している業者を選び出すことです。
そして、安心できる業者には実際に車を見て本査定をしてもらい、その結果を比較してみれば失敗が起こりにくくなります。
その際に希望条件もきちんとまとめて提示し、その条件を飲んだ上でいくらで買い取れるのかを明示してもらえれば安心です。
やや手間がかかるのは確かですが、このような段取りで査定を受けるようにすれば納得できる取引を実現できます。
一括査定を通して安心な業者を選び出そう
中古車売却で失敗しているケースでは簡易査定で出てきた価格に魅せられてしまっていたり、価格以外の要求を明示していなかったりするのが主な原因です。
一括査定をして多くの業者と連絡を取ってみるとスムーズに候補を選び出せます。
安心して取引できることを重視して業者を選び、その中から高く買い取ってくれるところで決定しましょう。
中古車を高く売る方法は?
中古車の売却をするときには、高額査定を受けたいという人が多いのではないでしょうか。
高額査定を受けるには知識や経験が必要となるため、初めての人には難しく感じるかもしれません。
ここでは、中古車を高く売るための方法について紹介していきます。
必要なポイントを押さえておけば、初心者でも高く売ることが可能です。
中古車を売るときの参考にしてください。
売る時期が大切
中古車を売却するうえで重要なのが売る時期です。
車買取において時期は、買取業者の決算や中古車の需要に関係しているため、査定額に大きく影響します。
適切な時期に査定を受けることにより、高く売ることができる可能性が高まるのです。
決算期・半期決算が狙い目
中古車販売店は、決算期・半期決算が近づくと売り上げを伸ばそうとする傾向にあります。
売り上げ目標を達成するために、多少高くても中古車を買取してくれるのです。
1~3月・9~10月が狙い目の時期となり、また転職や転勤の時期とも重なるため、新生活のために車の購入が盛んになります。
車が売れるタイミングだと知っているため、高くても中古車の在庫を増やそうとするのです。
フルモデルチェンジ前がお得
中古車売却をしようと考えたとき、車のモデルチェンジにも気を配る必要があります。
新型のモデルが発売されると、現行モデルの買い控えが起きる傾向にあるため、現行モデルの人気が下がってしまうのです。
新型に買い替える人が増えると、中古車販売店では現行モデルの在庫が増えていきます。
抱え込んだ在庫を売るために価格が下がるため、現行モデルを売りたいときには、フルモデルチェンジの情報が出たタイミングが適切です。
マイナーチェンジでも価格が下がることがありますが、フルモデルチェンジほどではありません。
メジャーな日本車の場合、マイナーチェンジは1~2年、フルモデルチェンジは4~6年に行われることが多いです。
修理はしない方が良い
中古車売却時に忘れてはいけないのが車の状態です。
高額査定には年式やモデルのほかに、車の状態も密接に関わります。
査定額を上げようと車を修理する人もいますが、修理費の方が高くなってしまうことも少なくありません。
逆に査定額が低くなることもあるため気を付ける必要があります。
傷やへこみは放置が得策
車体にある傷やへこみは、直した方が査定額が高くなると考えている人は多いのではないでしょうか。
確かに査定額は高くなる可能性はありますが、修理にかけた費用と比較しなくては損をしてしまいます。
中古販売店は修理設備を持っていることが多く、他社で修理するよりも自前で安く直すことが可能です。
そのため、修理した分上がった査定額も、修理費用を差し引くとマイナスになってしまいます。
傷やへこみなどは、修理せずに査定を受けた方がお得です。
自分で修理するのは危険
査定額を上げるために、自分で修理しようとするのは危険です。
査定時には目視だけでなく、車に触って状態を確認することがあります。
入念にチェックされるため、無理な修理は減額に繋がってしまうのです。
例え見た目が綺麗な状態であっても、触るとザラザラだったり細かい傷が付いていたりすると査定に響きます。
この程度なら直せるな、と油断せずにそのままの状態で査定に出した方が無難です。
オプションについて
オプションによっては中古車の買取価格に大きく影響することがあります。
取り付けているオプションの種類で査定額が増額・減額することがあるため、高額売却を目指すときには留意しておかなくてはいけません。
純正オプションは高額査定を受けやすい
メーカーの工場で取り付ける純正オプションは、査定時にプラスになりやすい傾向にあります。
純正オプションが装備されていると、車に付加価値が付くからです。
同じモデルの車であっても純正オプションが付いている方が人気が高く、高額であっても売れるため、買取価格が高くなります。
代表的なオプションでは、サンルーフやカーナビ、オーディオなどが高額査定に繋がりやすいです。
純正オプションを取り外してしまった場合は、中古車査定時に取り付けておくと高く売りたいときに役立ちます。
社外オプションは物による
納車後にディーラーで付けたオプションや自分で追加したオプションは、物によっては査定額が上がります。
ディーラーオプションであれば、同じメーカー品のため、査定額にプラスされることも珍しくありません。
自分で取り付けたものに関しては、オーナーによって好みが分かれるため、査定時に評価されないこともあります。
取り外し可能な社外オプションは、とりあえず付けたままの状態で査定を受けておき、もしも減額されるようであれば、外してカー用品店で売った方が高く売れる可能性があります。
中古車を高く売る方法まとめ
中古車を売るときには、ちょっとしたコツを知っておくと誰でも簡単に高額査定を受けやすくなります。
少しでも高く売りたいときには、中古車販売店の買取価格を比較してみることも大切です。
出張査定や一括査定などを利用すると、隙間時間で車の評価を知ることができます。
売る前に時期や車の状態などを確認し、一番高く売れるタイミングで査定を依頼してみてはいかがでしょうか。
中古車を売却する時に必要な手続きは?
中古車を処分するときは、売却という形を選ぶと、現金化できますし廃車にかかる費用の発生もありません。
とはいえ、初めて車を売却するという人は、どのような手続きが必要なのか、何から始めるべきなのかなどわからないことも多いものです。
ここからは、中古車を売却するのに必要な手続きについて書いていきます。車の処分を検討している人は参考にしてください。
必要な書類を用意しておこう
愛車を手放す方法では、車買取を利用する人が多くなっています。
新車に買い替えるときはディーラーの下取りを利用することもできますが、少しでも良い価格を期待するのであれば、車買取専門店の利用も考えてみましょう。
車売却の場合は、様々な手続きが必要になります。
必要書類が揃っていないとスムーズに車売却することができませんので、まずは必要書類を揃えておくことが大切です。
軽自動車と普通自動車でも、揃える書類は違いますので、それぞれの車両に合わせて揃えていきましょう。
軽自動車の場合は、揃える書類は少なめです。
まず車検証、そして納税証明書さらに印鑑や自賠責証明書、リサイクル券を用意します。
軽自動車の場合、印鑑証明書は必要ありませんが、現在住所を確認できる書類が必要ですので、住民票の写しも用意します。
そして、所有者・名義変更のための自動車検査証記入証明書に記載をします。
普通自動車を売却する場合は、軽自動車で用意するよりも多くの書類が必要になります。
実印や印鑑証明書も用意することになりますし、車検証と現在の住所が違っている場合は住民票も用意します。
このほかには委任状や譲渡証明書も用意することになりますが、これは車買取店で用意してくれます。
車検証や自賠責保険証などは車内にあることがほとんどですので、まずは車内を確認してみましょう。
紛失してしまった場合も再発行ができますので、なくした場合は再発行の手続きを行います。
車検証を紛失してしまった場合は、陸運局で再発行ができますので、手続きを行うようにします。
自賠責保険証が見つからないという場合は、契約している保険会社での再発行になります。
納税証明書をなくしてしまった場合は、陸運局や各都道府県の税事務所で再発行の手続きを行えます。
必要書類が揃っていないと、車売却の手続きは始められませんので、できるだけ早く揃えておくようにしましょう。
なくしてしまった書類はすべて再発行可能ですので、書類がないから売却ができないという心配はありません。
車検証の再発行は委任状を用意することで、車買取店に依頼することもできます。
この場合は手数料も発生しますので、依頼する前にはどれぐらいの費用が発生するのかも調べておきましょう。
売却先を決めておく
中古車を売却するのであれば、売却先も決めておく必要があります。
ディーラーに下取りを依頼するのであれば、車査定は低くなる傾向にありますが、手続きに手間がかからないのがメリットです。
より高く売るのであれば、やはり車買取店を選ぶことになりますが、買取店によっても買取価格には差があります。
最寄りの店舗を利用するという方法もありますが、良い価格を期待するのであれば、一括査定などを利用して複数の業者で車査定をしてもらうと良いでしょう。
ネットを活用すれば忙しい人も手軽に複数社の車査定を利用できますし、すぐに高価買取業者を見つけることができます。
車査定では、実際に車を見てもらうことになりますので、できるだけきれいな状態にしておくことも大切です。
汚れや臭いがあると、査定が下がってしまう可能性もありますので、清掃や消臭は丁寧にしておきたいところです。
それから、私物が車に残っている場合は、すべておろしておきましょう。
大切なものが残っていないか、細かな部分までチェックしておきます。
カーナビを使っている人は、ナビの個人情報の削除も行っておくと良いでしょう。
安心して車売却ができるお店が見つかったら、いよいよ売却の手続きに入ります。必要な書類はすべて用意し、お店で手続きを行うことになります。
手続きも特に難しいものではなく、書類に必要事項を記入し、署名や押印をします。
わからないことがあっても、担当者が教えてくれますので、初めて車を売却するという人も安心です。
手続きが終わると車両を引き渡し、入金を待つことになります。
入金が確認できたら売約手続きは完了です。
忘れてはいけないのが自動車保険の手続きです。
多くの人は自賠責保険だけではなく、より補償を充実させるために任意保険にも加入しています。
売却で車を手放すのであれば、保険会社への連絡も忘れないようにしましょう。
すぐに別の車に乗り換えるのであれば、車両入れ替えの手続きも必要です。
スムーズに売却するために
手続きには様々な書類が必要になりますので、スムーズに売るためにもできるだけ早く揃えておきましょう。
もしもなくしてしまった場合も再発行できますので、見つからない場合は再発行手続きをします。
良い価格で売るためには、売約先選びが大事ですので、慎重に選んでいきましょう。
売却後は任意保険の手続きも忘れないようにします。
中古車は買取か廃車、どっちがお得?
車の買い替えなどで不要になった中古車を処分する場合、走行距離が多いなどの理由で廃車を選ぶケースは少なくありません。
しかし、中古車の市場価値は常に変動していることから、長く乗り続けた車両も買取対象になる可能性があります。
知らずに損をしたという事態を避けるためにも、中古車の上手な処分方法について学びましょう。
基本的には買取がお得
廃車は市場価値が無いと判断された場合の最終的な選択肢
廃車と言えば事故で壊れた車両や、走行距離が多いために車買取の対象にならなかった車両というイメージがあります。
実際にその通りですが、廃車処分を行うのはあくまでも市場価値がまったく無いと判断された場合の最終的な選択肢です。
仮に走行不能な状態であったとしても、一部の部品を再利用できるケースは少なくありません。
そのような車両は売り物になる部品の販売価格と廃車処分にするための費用を相殺し、俗にゼロ円処分と呼ばれる形で業者に引き取ってもらう形になります。
普通に廃車処分を行うと車両の解体作業や登録抹消手続きなどの費用が発生するため、出費ばかりが嵩んでしまうのです。
壊れた車両でも価値はある
車買取と言えば走行可能な中古車が対象というイメージがありますが、実際は部品取りの名目で壊れた車両でも買い取ってもらえるケースも少なくありません。
特に希少性が高い車両は部品の入手が難しいことから、廃車同然の状態でも車査定の結果が高額になる可能性があります。
壊れた車両を専門に扱う業者も存在するので、素人判断は避けてまずは業者に連絡することが重要と言えるでしょう。
お得に売るための工夫について
査定結果は業者ごとに異なる
中古車をお得に処分するなら買取が正しい選択ですが、その一方で同じ買取でも業者によって査定結果が異なる点には注意しなければいけません。
業者によって得意分野や販売ルートが異なるのが主な理由です。特に希少性が高い車両の場合、専門知識の有無で査定結果が大きく異なるという事態は珍しくありません。
ある業者で車売却の手続きを行った後、別の業者を見たらそれ以上の査定額を提示していたというケースはよくある話です。
せっかく中古車をお得に処分できたと思ったのに、実は損をしていたという事態に陥らないためにも事前の情報収集は入念に行うことが大切です。
綺麗な状態ほど査定額が高くなる
車両が綺麗な状態ほど車査定の結果が高額になると言われています。
これは車両のメンテナンスの一部である洗車作業が省略できることと、傷と汚れの違いを確認する手間が省けるのが理由です。
また、車両が綺麗な状態なら日頃から丁寧に扱っているとみなされ、走行性能も良好な状態であると好意的に判断されます。
逆に汚れたままで査定に出すのは損をする可能性が高くなるので良くありません。
汚れたままで車両を売りに出す雑な扱いをするほどだから、日頃から運転も乱暴だろうと思われてしまいます。
車両の扱いが乱暴なら走行性能にも支障が及んでいると見なされ、査定額が低くなってしまうのです。
大手チェーンに買い取ってもらうメリット
大手チェーンの中古車販売店に買い取ってもらうメリットとして、どの店舗でも査定額がほぼ変わらない点が挙げられます。
大手チェーンは本社が作成したマニュアルに基づいて査定を行うので、店舗ごとの違いはほとんどありません。
どの店舗に査定をお願いしてもその結果はほぼ同じになります。
人の目で良し悪しを判断するので多少の差が生じるのは避けられませんが、それでも経験や勘など不確定な要素ではなく、工業製品の市場価値という客観的な数値に基づいた査定結果なので納得できると言えるでしょう。
また、店舗ごとの在庫数で査定額が変動しないのもメリットの一つです。
中小業者は付き合いが長い所なら多めに査定額が算出される可能性がある
中小規模の中古車販売店の場合、その業者との付き合いの長さが査定額を左右する場合があります。
商売は人同士の付き合いなので、個人の好き嫌いや今後の関係などが取引に影響する可能性は否定できません。そのため、日頃から付き合いがあり、仲が良い相手なら市場価値よりも高い査定額を出してもらえる可能性があります。
売り物にならない廃車でも処分費用を割引してもらえるなど、出費を低く抑えることができるでしょう。
自分で情報収集を行うことも重要
中古車をお得に処分するには何よりも市場価値を正しく把握しなければいけません。
すべてを業者任せにしてしまうと、知らないうちに損をしてしまう可能性があります。
中古車の価値や廃車に要する費用などの情報は自分で調べることができるので、手間がかかっても多くの情報を比較して冷静に判断することを忘れてはいけません。
中古車の処分で得をするか損をするかは本人次第
中古車査定で得をするか損をするかは本人次第と言えます。
中古車を処分しようと考えている本人が正しい知識を持っていなければ、自分の判断が正しいのか間違っているのかを知ることすらできません。
壊れた車両でも買い取ってくれる業者があるのか、廃車処分はいくらかかるのかなど、中古車の処分方法に関する知識を持つことがお得な結果を得るための必須条件です。